データ
- 名称
- 南方古墳出土品
- 指定等区分
- 市重要文化財
- 指定年月日
- 平成7年4月28日
- 種別
- 考古資料
- 所在地
- 中山3738-1(松本市立考古博物館所蔵)
- 所有者
- 松本市(考古博物館)
- 時代区分
- 古墳時代
- 付加事項
- 地図は古墳の位置を表示しています。出土品は考古博物館に所蔵されています。
所属カテゴリ
- テーマ
- 松本城ができるまで
- 地域
- 松本東部
- 分野
- 考古資料
地図
解説
数回の追葬による大量の副葬品
平成元年(1989)の2月、この古墳は突然姿を現しました。入山辺南方(みなみがた)集落西側の薄川(すすきがわ)左岸の段丘上に位置し、南側には林大城跡のある城山の山肌が迫る場所に立地しています。新しく発見された古墳であり、名前がなかったので発見された場所の地籍名により南方古墳としました。発見後、2月14日から3月31日まで発掘調査がおこなわれました。発見時には天井石がなく、工事のため西側側壁の大半が壊されてしまいましたが全体としては残りが良い古墳でした。明確な墳丘はなく、段丘斜面に石室を掘り込んだ省力化された古墳でした。
石室内からは、副葬品が大量に発見されました。市内の他の古墳と比較しても圧倒的に多いものでした。特に玉類を中心とした装身具は700点以上が発見されました。
他に馬具(轡(くつわ)・鞍・鐙(あぶみ)・杏葉(ぎょうよう))、武器(直刀・鉄鏃・刀子(とうす))、喪葬用の器(須恵器(すえき)・銅鋺(どうわん)・承盤(しょうばん))があります。特に、写真の圭頭柄頭(けいとうつかがしら)や倒卵形鐔(とうらんけいつば)など金銅製の儀刀(ぎとう)は、被葬者を知る資料として重要なものです。これらの副葬品は、古墳のつくられた7世紀から8世紀にかけて数回の追葬によるものです。


