データ
- 名称
- 筑摩神社銅鐘
- 指定等区分
- 市重要文化財
- 指定年月日
- 昭和36年1月24日
- 種別
- 工芸品
- 所在地
- 筑摩2-6
- 所有者
- 筑摩神社
- 時代区分
- 室町時代
- 付加事項
所属カテゴリ
- テーマ
- 松本城ができるまで
- 地域
- 松本南部
- 分野
- 絵画・工芸品
地図
解説
現存では松本地方最古の鐘か
この銅鐘は、筑摩神社の別当寺(神社に付属して置かれた寺院)であった安養寺の銅鐘でしたが、安養寺が廃絶した後、筑摩神社の宝蔵に保存されていました。
この銅鐘には銘文があり、それによれば国府八幡(筑摩神社のこと)の信仰者である源豊松丸(小笠原長棟)と沙弥永源とが大檀那となり鋳造し施入したものです。
銅鐘は口径66cm、高さ90.9cm、乳は四段四列に並び総計64個、撞き座2ケ所、直径は13.2cm、八葉蓮華で竜頭との関係は正しく、上帯・下帯ともにありません。竜頭の高さは19.8cm、池の間の第一区とそれに続く縦帯に大きな凹みが見られます。なお竜頭の根元に「莫」と陰刻してあります。
鋳造の年代は銘文の示すように室町時代の永正11年(1514)です。銘文は鐘の池の間二区にわたって陰刻されていますが、摩滅がはなはだしく、判読できない箇所もあります。
この銅鐘は、銘文があり鋳造の経緯が明らかで、年代的には松本地方における最古級の鐘です。また時代の特徴がよく出ており、重要な文化財といえます。

