データ
- 名称
- 堆朱菊花文香合(広沢寺)
- 指定等区分
- 市重要文化財
- 指定年月日
- 昭和36年1月24日
- 種別
- 工芸品
- 所在地
- 里山辺5112
- 所有者
- 広沢寺
- 時代区分
- 室町時代
- 付加事項
所属カテゴリ
- テーマ
- 松本城ができるまで
- 地域
- 松本東部
- 分野
- 絵画・工芸品
地図
解説
開山雪窓一純禅師ゆかりの品
この香合(こうごう)は、広沢寺の開山雪窓一純禅師が所持したものとして同寺に伝わったものです。香合は香料を入れる容器のことで、香箱ともいいます。
この香合の形態は円形の合口造りの合子形で、蓋(ふた)裏と身の底及び身の内は黒漆塗り、身の底の左側には「楊茂造」の針書銘があります。また、蓋裏には雪窓の文字と花押(かおう)が朱筆で書かれています。堆朱(ついしゅ)の文様は菊花文で、菊花、枝菊、つぼみをあしらい、中央の菊花は七宝つなぎ文、花菱亀甲、身の文様は菊花文半開花二輪、つぼみ4個をあしらっています。なお、堆朱とは朱漆を100回内外塗り重ね、その漆の層に山水、花鳥、人物などを彫り出したものをいい、香合の他に盆や印籠(いんろう)にみられます。
開山雪窓一純和尚は、室町時代の宝徳元年(1449)の晋山(しんざん)とあるので、香合の製作年代も同時代と推定されます。


