データ
- 名称
- 信濃国松本藩領大絵図
- 指定等区分
- 市重要文化財
- 指定年月日
- 平成7年4月28日
- 種別
- 歴史資料
- 所在地
- 丸の内4-1
- 所有者
- 松本市(松本城管理事務所)
- 時代区分
- 江戸時代
- 付加事項
所属カテゴリ
- テーマ
- 松本城とその時代
- 地域
- 松本城下町周辺
- 分野
- 古文書・書跡・典籍
地図
解説
現実味がある藩領全域の詳細図
この「信濃国松本藩領大絵図」は、筑摩郡八組・安曇郡七組の村名を色別小判型で示し、境界・山・川・湖・街道等を描いた実務用と推定される紙本着色の絵図です。大きさは縦416㎝、横173㎝を計ります。方郭の松本城、小判型の村名、随所にみえる小書きのほか、絵図の二隅にある色別の安曇・筑摩一五組及び旗本領の表記についての凡例があります。成立年代の記載がありませんが、いくつかの村について「水野壱岐守」領分であることが明記されており、水野壱岐守忠定が笹部藩主であった正徳3年(1713)~享保10年(1725)の12年間の早い時期に作成されたものと思われます。
縮尺は南北方向で約25000分の1、東西方向で約32000分の1程度に表現されています。図柄は組分け図のほうは山と湖が南画風に描かれ、けわしいアルプスの連峰や仁科三湖の形は、類例の絵図である松本市立博物館蔵の師岡本信州筑摩郡安曇郡図と比べて現実味があります。アルプスを前山と区別し、険しくそびえたつ連峰として描いていることから、美ヶ原高原あたりからの眺望を念頭において描いたものと思われます。
この絵図には藩領全域が詳細に描かれており、松本藩や地方史の研究の上で欠くことのできない史料で、大変貴重なものです。


