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市指定等文化財

井川城跡

いがわじょうあと

  • 井川城跡
  • 井川城跡

データ

名称
井川城跡
指定等区分
市特別史跡
指定年月日
昭和42年2月1日
種別
遺跡
所在地
井川城1-4552-ロ
所有者
個人
時代区分
鎌倉時代
付加事項
  

所属カテゴリ

テーマ
松本城ができるまで
地域
松本南部
分野
史跡

地図

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解説

湧水めぐる信濃国守護小笠原氏の館

★井川の館★
  松本駅から南に1kmほどの場所に「井川城」という地名が残っています。ここは、14世紀頃に信濃国守護小笠原貞宗が井川の館(井川城)を建て、本拠地としていたところです。
  小笠原貞宗は建武の新政の際、足利尊氏にしたがって活躍し、その勲功の賞として建武2年(1335)に安曇郡住吉荘を与えられました。その後信濃国守護に任じられるに及んで、信濃国司の国務に対して権益を守る必要からか、伊那郡松尾館から信濃府中の井川の地に館を構えたのです。
  井川館を築いた時期は明確ではありませんが、「小笠原系図」では貞宗の子政長が元応元年(1319)に井川館に生まれているので、鎌倉時代の末にはこの地に移っていたとも考えられます。

★井川城跡を取り巻く環境★
  井川城の地は、薄(すすき)川と田川の合流点にあたり頭無(ずなし)川や穴田川が流れ、川の名からも想像されるように湧水地帯です。現在井川城跡として指定されている地域は、頭無川が濠状に取り囲んで流れており、主郭の一部と推定されます。その一隅にある小高い塚は櫓(やぐら)跡という伝承もあります。さらに付近には「古城」「中小屋」のように館に関係する地名や、「下ノ丁」「中ノ丁」のように役所の存在を示す地名もあります。またこれらのほかに「中道」の地名もあり、侍屋敷の町割跡、寺などの存在から広大な守護の居館跡が想像されます。

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