データ
- 名称
- 木造大覚禅師倚像(長安寺)
- 指定等区分
- 市重要文化財
- 指定年月日
- 平成18年3月31日
- 種別
- 彫刻
- 所在地
- 会田611
- 所有者
- 長安寺
- 時代区分
- 室町時代
- 付加事項
所属カテゴリ
- テーマ
- 松本城ができるまで
- 地域
- 四賀地区
- 分野
- 彫刻
地図
解説
禅師の徳を慕って作られた木像
四賀地区会田にある長安寺に伝わる木像で、大覚禅師蘭溪道隆(だいかくぜんじらんけいどうりゅう)と伝えられる彫像です。禅師はわが国に中国における本流の禅を伝えた南宋(なんそう)の高僧で、建長5年(1253)に、時の執権北条時頼の招きで鎌倉に建長寺を開山し、弘安元年(1278)に66歳でなくなっています。
信濃には、この大覚禅師が開創(または中興)したと伝えられる寺院が13ヶ寺あります。おそらく禅師の徳を慕っての招聘開山(しょうへいかいざん)であろうと思われますが、この像もそのような禅師の徳に関係したものです。
本像は、桧材を用いた寄木造(よせきづくり)で内刳り(うちくり)を施しています。像高は69.7㎝で、僧衣(そうい)、吊環をつけない袈裟(けさ)を着ています。両袖を長く垂下させ、腹前で禅定印を結び、椅子に座っている姿で刻まれています。室町時代前半に作られたものと考えられます。
なお、体部の前面材の裏面に、隙間なく文字が墨書きされています。それは禅宗の楞厳会(りょうごんえ)といわれる法要の時に唱される経のうち、1巻と4巻の経文と伝えられていますが、現在でははかすれて判読できません。


