データ
- 名称
- 聖観世音菩薩像(金松寺)
- 指定等区分
- 市重要文化財
- 指定年月日
- 平成19年3月30日
- 種別
- 彫刻
- 所在地
- 梓川梓3457
- 所有者
- 金松寺
- 時代区分
- 鎌倉時代
- 付加事項
所属カテゴリ
- テーマ
- 松本城ができるまで
- 地域
- 梓川地区
- 分野
- 彫刻
地図
解説
受継がれてきた鎌倉時代の秀作
梓川梓地区の金松寺にある聖観世音菩薩像で、檜材による寄木造りで制作されています。像高は155㎝です。地髪はまばら彫にされ、漆塗、彫眼がほどこされています。製作年代は鎌倉時代です。
像は、両手を屈臂して、胸前で左方掌を内にして第1・3・4指を捻って蓮華をとり、右方掌を前にして第1・2指を捻じり、天衣をつけ、裳折返二段をつけ膝をゆるめて立っています。玉眼を採用せずことさらに彫眼とするのもこの頃のものに間々見受けられる技法です。やや腰を左に捻り、膝を緩めた体制に動きがあり、両手先は後補のものですが上膊の形から見れば、造立時もこの形勢のものであったと思われます。面相も小締りにととのって、この地方の鎌倉作例中、注目される出来です。衣文は、藤原風の裳の折返を三角形に垂下する形とは全く変わって、自由に大形のものを複雑にたたみ、そのねばりある刀法に特色があります。


