データ
- 名称
- 氷室の三大師画像
- 指定等区分
- 市重要文化財
- 指定年月日
- 平成20年12月22日
- 種別
- 絵画
- 所在地
- 梓川倭2765
- 所有者
- 氷室地区総代
- 時代区分
- 室町時代
- 付加事項
所属カテゴリ
- テーマ
- 松本城ができるまで
- 地域
- 梓川地区
- 分野
- 絵画・工芸品
地図
解説
伝教大師ゆかりの宝物の伝承
この三大師画像は、かつて梓川地区氷室にあり、明治時代初期に廃寺となった法輪寺のものでした。法輪寺は鎌倉時代に創建されたと考えられています。
寺伝では、比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)の伝教大師(でんぎょうたいし)が、唐の国から帰朝の際、唐の中尊天台智者大師、章安大師、妙楽大師の三尊を描いて持ち帰ったもので、比叡山延暦寺の宝蔵物とされ、のち三井寺の什物(じゅうもつ)となりましたが、三井寺が兵火にあい、同寺の僧林海によって難を逃れ氷室の地に伝わったとされています。
絹本著色(けんぽんちゃくしょく 絹の布地に彩色して描かれたもの)、縦108.9cm、横46.5cmの大きさで、天文14年(1545)の銘文があり、このとき製作もしくは修理されたものとされ、室町時代のものと考えられます。文献資料から、江戸時代の宝暦10年(1760)には、氷室村の人々が費用を出し合い、表具が改められたことがわかっており、当時の人々のあつい信仰心がうかがい知れます。
この三大師画像は、通常は公開されていませんが、毎年12月23日・24日の御開帳の際に拝観することができます。

