データ
- 名称
- 木造大威徳明王像(牛伏寺)
- 指定等区分
- 国重要文化財
- 指定年月日
- 大正3年8月25日
- 種別
- 彫刻
- 所在地
- 内田2573
- 所有者
- 牛伏寺
- 時代区分
- 平安時代
- 付加事項
所属カテゴリ
- 分類
- 重要文化財
- テーマ
- 松本城ができるまで
- 地域
- 松本東部
- 分野
- 彫刻
地図
解説
信州唯一の重文明王像
内田地区の崖の湯口に「でえどこ坊」という地名が残っており、もとここに当像を祀るお堂があったと伝えられています。大威徳明王(だいいとくみょうおう)は、大威徳という名から戦勝祈願の対象として崇敬されたり、台座の牛にちなんで農耕の神としてまつられました。
材質は牛とともに檜(ひのき)材の寄木(よせぎ)造。頭上に化仏(けぶつ)面が三面、焔髪。三目の面が三面、六臂(ぴ)六足。第一手は合掌、第二手第三手はそれぞれ武器を握っています。肩から条帛(じょうはく)をかけ裳(も)をつけています。左一足を屈し、他の五足は垂れて牛の背に坐っています。台座の牛は角と両耳を立て、彫眼。背中に敷鞍を置き、四肢を曲げて坐っています。胎内銘に応永28年(1421)に修理をおこなったことが記されています。
平安時代、密教がさかんになると共に、密教特有の仏像として忿怒明王(ふんぬみょうおう)像が造像され、大威徳明王はその一つです。当寺の大威徳明王像は平安時代後期の作で、忿怒相に造られてはいますが、怒髪天をつく相貌にも形式化が見られ、なで肩の体躯や、静かに坐る優しそうな目にも、この時代相が見られます。

