データ
- 名称
- 宋版漢書慶元刊本(劉之問黄宗仁刊行跋)
- 指定等区分
- 国重要文化財
- 指定年月日
- 昭和55年6月6日
- 種別
- 書跡・典籍
- 所在地
- 中央4-2-22
- 所有者
- 松本市(松本市美術館)
- 時代区分
- 鎌倉時代
- 付加事項
所属カテゴリ
- テーマ
- 重要文化財
- テーマ
- 松本城ができるまで
- 地域
- 松本城下町周辺
- 分野
- 古文書・書跡・典籍
地図
解説
現存するのは世界でわずかに三部
本書は中国の三大史書-史記・漢書・後漢書-の一つで、前漢時代(西暦紀元前206年~紀元後8年)を扱った正史です。本書は中国の南宋時代、慶元年間(1195~1200)に劉之問、黄宋仁が協同で出版した三大史書のうちの漢書で、刊行の年号により慶元刊本(けいげんかんぽん)とよばれています。室町時代に中国から伝来したと推測され、欄外に註記や書き込みがみられるなど、室町時代の五山僧の研究の足跡がうかがえます。その後、江戸時代の考証学者、狩谷劜斎(かりや えきさい)の所蔵となり、60冊のうち6冊は劜斎が明版(みんぱん)をもって補っています。
本書は開智学校、師範学校松本支校の教員を歴任した松本藩の儒学者松原葆齋(まつばら ほうさい)が所蔵していたものです。明治39年(1906)に葆齋の長男松原栄氏がほかの和漢書とともに開智図書館(中央図書館の前身)へ寄附されました。
各冊とも縦約27㎝、横約17㎝の大きさで、袋綴じの冊子です。この刊本は、現在では世界でも文化庁(国宝上杉本)と中国の北京大学図書館、そして本市に所在するものの3部しか保存されていない極めて貴重なものです。


