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国指定等文化財

牛伏川本流水路(牛伏川階段工)

うしぶせがわほんりゅうすいろ(うしぶせがわかいだんこう)

  • 牛伏川階段工
  • 牛伏川本流水路
  • 正面から見た牛伏川本流水路
  • 秋の牛伏川本流水路
  • 初冬の牛伏川本流水路

データ

名称
牛伏川本流水路(牛伏川階段工)
指定等区分
重要文化財
指定年月日
平成24年7月9日
種別
治山治水
所在地
内田字内田山
所有者
長野県
時代区分
大正時代
付加事項
  

所属カテゴリ

分類
重要文化財
テーマ
明治から現代
地域
松本東部
分野
建造物

地図

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解説

砂防の先駆け、荒ぶる川を鎮める珍しい工法

  牛伏川本流水路(牛伏川階段工)は、鉢伏山横峰を水源とする牛伏川にある石造りの流路工で、フランスのバス・ザルプ地方の流路工を参考に設計されたことから、フランス式階段工とも呼ばれています。明治18年(1885)から大正7年(1918)まで、内務省直轄事業さらには県事業として進められた牛伏川砂防事業の最後期にあたる大正5年(1916)に建設されました。東西延長約141mの水路内には、階段状に連続した19基の床固(とこがため)及び護岸工があり、それらは砂防機能を果たすだけでなく、美しい景観をつくりだしています。

  牛伏川本流水路の設計は、長野県内務部土木課が行い、内務省技師池田圓男がその指導にあたりました。階段状の形式は、池田技師が提案したものです。周辺の地形に合うように考えられた独特な階段状の流路は、熟練した石積技術によって造られており、技術的に高い価値があるものです。また、緑化による治山を実現した牛伏川砂防施設の基幹となる施設であり、歴史的にも価値が認められています。そのため、国の重要文化財指定に先んじて、平成14年8月21日に「牛伏川階段工」の名称で登録有形文化財として登録されました。

  牛伏川本流水路の一帯は、コナラやミズナラ、サワシバ、エノキ、クリやシナノキといった落葉樹が群生しているため、新緑と紅葉が見事であり、近くにある他の砂防施設群、キャンプ場、また多くの文化財を見ることができる牛伏寺とともに、ここを訪れる人の目を楽しませています。

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