データ
- 名称
- 牛伏川階段工
- 指定等区分
- 国登録有形文化財
- 指定年月日
- 平成14年8月21日
- 種別
- 治山治水
- 所在地
- 内田字内田山6114-261ほか
- 所有者
- 長野県
- 時代区分
- 明治時代
- 付加事項
所属カテゴリ
- 分類
- 登録文化財
- テーマ
- 明治から現代
- 地域
- 松本東部
- 分野
- 建造物
地図
解説
砂防の先駆け、荒ぶる川を鎮める珍しい工法
登録有形文化財は、平成8年の文化財保護法の改正により導入された文化財の新しい保護制度です。文化財を活用しながら保存する新しい発想で、従来の指定文化財制度を補完しています。ゆるやかな規制で外観を大きく変えなければ、内部の活用は自由にできます。対象となるのは、建築物はもちろん橋・水門・ダムなど幅広い建造物で、築後50年を経過し、広く親しまれていたり、そこでしか見られない珍しい形をしているものなどがその対象となります。
牛伏川の階段工は、明治18年以降、内務省直轄事業さらには県事業として進められた牛伏川砂防事業の最後期の構造物で、大正7年に完成しました。フランス、バス=ザルプ地方の流路工を参考に設計されたといわれています。
19基の石造床固及び護岸工を、地形に馴染ませながら延長141mにわたり、階段状に連続させ、砂防機能を果たすだけでなく、美しい落水表情をつくりだしています。従来の工法とは異なり、低落差の床固工と張石水路、護岸工がほぼ一本化した工法がとられています。景観と融合した形態など、当時の日本としては最新式の工法が随所に用いられ、これらの工法の中には、その後の流路工の規範となって一般化したものも多いといわれています。

