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国指定等文化財

波多腰家住宅主屋

はたこしけじゅうたくしゅおく

  • 波多腰家住宅
  • 波多腰家住宅

データ

名称
波多腰家住宅主屋
指定等区分
国登録有形文化財
指定年月日
平成12年4月28日
種別
建造物
所在地
波田6492
所有者
個人
時代区分
江戸時代
付加事項
  

所属カテゴリ

分類
登録文化財
テーマ
松本城とその時代
地域
波田地区
分野
建造物

地図

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解説

波多堰を開削した波多腰六左の生家

  波多腰家は中波田にある旧家で、屋号を丸八といい、享保14年(1729)から代々庄屋を勤めていました。波多腰家が現在の敷地に移転したのは、寛延元年(1748)と伝えられています。
  波多腰家住宅は、波多堰を開削完成させた波多腰六左の生家として知られています。元治元年(1864)に下波多村の庄屋となった六左(1839~1900)は、水利関係のある村々と折衝して波多堰開削の同意を得て、明治元年(1868)松本藩に開削を願い出て、許可を受けています。六左は心血を注ぎ、莫大な資材を投じて、延長75町21間(約8.3キロ)の波多堰を完成させ、200町歩の良田を開きました。六左は戸長、波多堰開渠掛、群会議員などを務め、藍綬褒章を受けています。
  屋敷地には、主屋のほか、味噌蔵・米蔵・納屋・土蔵が並び、表門、中門、南門など11棟が登録有形文化財に登録されています。建物の建築年代は江戸時代から昭和時代にわたりますが、屋敷構え全体が良好に保存されており、近世における下波多村の庄屋層の屋敷景観をよく伝える貴重な遺構です。
  主屋は、間口8間半、奥行8間半の本棟造りの建物です。切妻造の大屋根を架け、西妻を正面として式台と大戸口を構えています。正面妻壁に左右対称に出格子を構え、棟には雀踊りを飾るなど整った意匠からなる本棟造の好例とされています。建築年代は、現在地に移ったと伝える寛延元年(1748)頃の建築と考えられます。背後に接続する離れは江戸末期の増築ですが、この部分にある座敷は質が高く、床飾りの意匠も優れており、松本藩主の滞在に使われたものです。

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