1. ホーム >
  2. 国指定等文化財 >
  3. 国登録有形文化財 >
  4. 松本市上下水道局島内第一水源地集水井及び会所

国指定等文化財

松本市上下水道局島内第一水源地集水井及び会所

まつもとしじょうげすいどうきょく  しまうちだいいちすいげんち  しゅうすいせい  および  かいしょ

  • 松本市上下水道局島内第一水源地集水井及び会所
  • 松本市上下水道局島内第一水源地集水井及び会所
  • 集水井と会所(3カ所)の位置

データ

名称
松本市上下水道局島内第一水源地集水井及び会所
指定等区分
国登録有形文化財
指定年月日
平成27年8月4日
種別
建造物
所在地
松本市島内3635-1
所有者
松本市
時代区分
大正時代
付加事項
同時登録:ほかに5件あります。

所属カテゴリ

分類
登録文化財
テーマ
明治から現代
地域
松本北部
分野
建造物

地図

クリックして詳細地図を開く

解説

モダンな水道施設群

★松本市の近代水道の歴史
  松本市の市街地には、松本市特別史跡に指定されている源智の井戸や槻井泉神社の湧泉など、湧き水が豊富にあり、昔から住民ののどを潤してきました。しかし、明治時代以降、市街地の人口増加や度重なる大火などにより、近代的な水道を敷設する必要性が高まり、大正時代の中頃から、水道水とするのに適した水源地の調査が始まりました。
  その結果、隣村の島内村(現在の松本市島内地区)の奈良井川沿いに水源地(後の松本市第一水源地)を設け、600mほど東の城山に設置した配水地に水を一旦汲み上げた後に市街地へ流下させる方式が採用されました。敷設工事は大正13年(1924)に竣工し、松本市の近代水道普及の始まりとなりました。
  平成27年(2015)、松本市の初期の水道事業を支えた下記の施設6件が、登録有形文化財に登録されました。

  ・松本市上下水道局  島内第一水源地  集水井及び会所
  ・松本市上下水道局  島内第一水源地  石垣及び階段
  ・松本市上下水道局  島内第一水源地  旧喞筒室
  ・松本市上下水道局  島内第一水源地  倉庫
  ・松本市上下水道局  城山配水地  接合井
  ・松本市上下水道局  城山配水地  旧配水池

    ※各施設とも、それぞれのページで説明があります。

★集水井及び会所とは
  集水井及び会所とは、水源から湧水を集めるための施設です。湧水は集水管と呼ばれる暗渠を通して3基ある会所に一旦貯められ、その後集水井にそれらの水を集める仕組みになっています。また、会所には、余分な水を奈良井川に流すための暗渠も通されています。
  集水井はコンクリート造り、内側の直径が15尺(約4.55m)の円筒形で、地上に見える部分には十八角形の鉄骨製の蓋を載せています。壁の厚さは1尺2寸(約0.37m)で、壁の最上部には花崗岩の切り石を敷いています。また、底には円状に玉砂利を敷き詰めています。
  会所は3基とも同じ造りで、コンクリート造り、内側が4尺(約1.22m)×4尺の四角い筒型をしています。また、壁の厚さは0.7尺(約0.22m)、壁の最上部に花崗岩の切り石を敷き、鉄骨製の屋根を載せており、集水井と同じような造りとなっています。
  建設年は大正11年(1922)で、松本市上下水道局で所蔵している工事日誌の大正11年8月15日の記事に「集水管敷設、会所、集水井の工事終わり祝賀会を一同にてす」とあります。建設当時の設計図も残っており、現在の姿とほとんど変わりがありません。90年以上前の造りをよく残している貴重な建造物です。

ページの先頭へ