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国指定等文化財

松本市上下水道局島内第一水源地倉庫

まつもとしじょうげすいどうきょく  しまうちだいいちすいげんち  そうこ

  • 松本市上下水道局島内第一水源地倉庫
  • 松本市上下水道局島内第一水源地倉庫

データ

名称
松本市上下水道局島内第一水源地倉庫
指定等区分
国登録有形文化財
指定年月日
平成27年8月4日
種別
建造物
所在地
松本市島内3890-1
所有者
松本市
時代区分
大正時代
付加事項
同時登録:ほかに5件あります。

所属カテゴリ

分類
登録文化財
テーマ
明治から現代
地域
松本北部
分野
建造物

地図

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解説

モダンな水道施設群

★松本市の近代水道の歴史
  松本市の市街地には、松本市特別史跡に指定されている源智の井戸や槻井泉神社の湧泉など、湧き水が豊富にあり、昔から住民ののどを潤してきました。しかし、明治時代以降、市街地の人口増加や度重なる大火などにより、近代的な水道を敷設する必要性が高まり、大正時代の中頃から、水道水とするのに適した水源地の調査が始まりました。
  その結果、隣村の島内村(現在の松本市島内地区)の奈良井川沿いに水源地(後の松本市第一水源地)を設け、600mほど東の城山に設置した配水地に水を一旦汲み上げた後に市街地へ流下させる方式が採用されました。敷設工事は大正13年(1924)に竣工し、松本市の近代水道普及の始まりとなりました。
  平成27年(2015)、松本市の初期の水道事業を支えた下記の施設6件が、登録有形文化財に登録されました。

  ・松本市上下水道局  島内第一水源地  集水井及び会所
  ・松本市上下水道局  島内第一水源地  石垣及び階段
  ・松本市上下水道局  島内第一水源地  旧喞筒室
  ・松本市上下水道局  島内第一水源地  倉庫
  ・松本市上下水道局  城山配水地  接合井
  ・松本市上下水道局  城山配水地  旧配水池

    ※各施設とも、それぞれのページで説明があります。

★キングポストトラス構造の小屋組
  島内第一水源地の旧喞筒室の西側にある倉庫は、建築当初から倉庫として利用されており、現在も水道関連の書類が保管されています。
  木造、平屋建てで、梁間3間(約5.46m)、桁行4間(約7.28m)の大きさです。小屋組はキングポストトラス構造(小屋の梁の真ん中から屋根の峰に向かって垂直に建材を立てて、屋根を支えている構造)で、松本市内では旧松本歩兵第五十連隊糧秣庫(登録有形文化財)が同じような構造を持っています。
  建築年は定かではありませんが、松本市上下水道局で所蔵している工事日誌には、大正11年(1922)5月に工事施工業者によって倉庫の建材が運び込まれたという記事があることから、大正11年に建設されたと考えられています。
  現在、倉庫の外壁は、旧喞筒室と同じく白色の油性ペンキでコーティングされており、造られた当時の外観とは違います。しかし、それ以外に大きな改変の跡は見られず、ほぼ当初の倉庫の姿が残されていると考えられており、貴重な建造物です。

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